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春 麗

   フリージアまつり        2018年3月25日



八丈島の春の祭典「フリージアまつり」が始まった。
今年は、3月25日から4月8日の期間となり、例年より数日遅れての開催と
なった。


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本土では弥生の月に変わった途端、異変と思えるほどの気温上昇で、桜の開花
が急激に早まったとの便りである。
それまでは、大雪に見舞われて閉ざされていた春便りであったが、急かされるか
のように急発進となった桜前線である。

島も漏れる事無く暖かさに恵まれて、ご覧のような見頃の花畑となりました。



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赤、白、黄色、紫・・・多彩な花々は、満面笑みを魅せながら甘い香りを漂わせ、
春の宴とばかりに燥いでいます。



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ひと昔、この島の地場産業に君臨していた「フリージア球根栽培」であったが、
時の流れの中で衰退の一途を辿り、今では生産農家を見ることはほとんど出来
なくなった。

かつては、島の至る所で見かけるほど、島の人々の暮らしに寄り添っていたフリ
ージアであったが、当時の懐かしい思い出を今に繋げる事の出来るのは、残念
ながらこの場所だけになってしまった。


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   どうぞ、フリージア畑で長閑な島の春をご堪能下さい。
 














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梅雨入り息差

    雨の花々 その1          2017年6月13日



数日前に梅雨入り宣言は出されたものの、本格的な訪れは少し先のように思わ
れる。

皐月の陽光が、名残り惜しむかのように消え去って行く中、水無月の花々たちが
次なる出番は我とばかりに、曇天の下で静かに息衝く。

やがて、日差しと入れ替わるように静寂の世界に「色彩と香」を放ち、鬱陶の世界
を躍動し魅了するのである。


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             アメリカデイゴ


初夏を彩るアメリカデイゴは色鮮やかな真紅の花で、黒と深紅のサンゴシトウに
比べてやや開花が早い。
南国の花らしく、しっとりとした梅雨の趣よりも、日差しの中が生き生きと映えて
見応えのある花である。


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             アオノクマタケラン

草丈1~1.5Mの多年草で花は白く、花径の先に円錐状に花序を出し、側枝の先
に3~4個付ける。
果実は球形で直径1cm程度で赤熟し、晩秋から冬にかけて鑑賞用に重宝される。
半日蔭で旺盛に生育して、特に雑木林の下では、他を寄せ付けない程、繁殖力は
旺盛である。


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           グァバの花

花言葉は強健で、7月8日の誕生花のようである。
白い5枚の花弁に多数のおしべを持ち、淑やかさの漂う花である。


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           玄関先のサンパチェンス


これから、アガパンサス、スカシユリ、ブーゲンビリア、ゲットウ、ハマオモト・・・
水無月の花々をお楽しみいただけます。






19

足踏み

  フリージアまつり           2017年3月19日


島の春を彩るイベント「フリージアまつり」が始まった。
3月19日~4月2日の15日間の予定であるが、心配していた摘み取り会場と
なる八形山を覘いてみると・・・


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フリージア畑を見渡すものの、どこにも花らしきものは確認出来ない。
目に入るのは、フリージアの葉を敷き詰めた緑の絨毯の広がりだけで、開花した
花はまったく無いのである。


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真に驚愕の光景であり、前代未聞のことである。
数年に一度、低気温が続き、その影響を受けて開花が遅れたことはあったが、
これほどまでに遅れたことは過去に無かった。


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畑の隅に植えられているスイセンは、フリージアよりも先に開花するのであるが、
ご覧のように、たった一本だけの花が、「私たちも遅れていますヨ~」と、春本番
への「足踏み」を語り掛けているようではありませんか。

                  
                  
                  

オープニングの本日、多忙の中で小池都知事が来島された。
フリージアまつりの花畑会場でオープニング セレモニーに参加される予定であっ
たのだが、花が咲いていないということで、急遽、町役場内に会場が変更された。


このことを、早速シロッパチに伝えると・・・

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       「 申し訳ないにゃ~ん 」
       「 本当にごめんにゃ~ん・・・ 」

数年前も同様に、[花を楽しみに島を訪れた人たちを裏切った]ことを思い出した
のであろうか、それは それは神妙な趣で話し出したのである。
そして・・・

       「 フリージア畑も大変にゃんだけど、小池知事も大変にゃ~ん 」
       「 豊洲移転で大揉に揉めているにゃ~ん 」
       「 フリージアの花も豊洲も一緒やにゃ~ん 」
       「 あっちも、こっちも、遅れに遅れて 足踏みにゃ~ん!! 」      



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やがて、満開の花で彩られた花畑は、訪れる人々を魅了し、春爛漫を体感出来る
癒しの空間となることでしょう.。
どうか、それまでしばらくのご辛抱よろしくお願いいたします。


    追 記

    フリージア畑の花摘みは、開花の遅れにより4月9日まで延長
    することになりましたのでお知らせいたします。










       
18

ここにも異変

    岩ノリ                2017年2月18日



冬の風物詩「岩ノリ」のシーズンが今年もやって来た。
2月のこの時期は、最盛期に向けて活気付いて来る頃なのに、今年はどうした事
やら、音沙汰無しの静かな磯になっているではありませんかいな。
「一体どうしたことやら?」・・・近年稀にみる現象である。


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1月20日の日に漁協において競争入札が行われた。
そして、会場に集まった人々は口を揃えたように呟き始めたのである。

「今年は、どこの磯にも岩ノリやハンバ(ハバノリ)は生えてはいない!」
「以前にもこのような状況はあったが、それでも、よく探せばどこかにはあった。!」
「今年は違う! どこを探してもまったく無い!」   
「この有様で・・・この先生えてくるのだろうか?」

会場は、疑問と不安の種が撒かれ、何時にもない静寂な空気に包み込まれた。
だが、それも束の間、いざ入札開始となると本来の欲望が顔を出し、いつもの様
に熱い戦いの場所に一変したのである。


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飛沫帯に繁茂する岩ノリであるが、ご覧のようにまったく見られない。
目に付くのは潮間帯の海藻ばかりで、一体この現象は何であろうか?

ノリの生育には、海水温と気温が密接に関わっていると言われている。
1月には、雪に見舞われた程の低気温に、平年値を下回る海水温と、好条件が続
いていたのだが、その結果は確認されないのである。


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だが、よく よく探してみたら、僅かに岩ノリの存在を確認することの出来る場所を
見つけることが出来た。
成長のほどから、比較的最近のものであったが、早速採取することに。


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僅かながらの収穫であったが、やはり「初物」は嬉しい。
これからの生育を期待したいのだが・・・果たして結果は如何に・・・。




14

冬の風物詩

    やっと来たかいな              2016年2月14日



2月12日、待ちに待った「岩ノリ採り」のチャンスがやって来た。
天気予報不審に陥るほど、期待はことごとく裏切られて来たが、漸く念願のその
時がやって来た。
採取が出来るまでに穏やかとなった今日の磯には、待ち焦がれていた人々が挙
って押し寄せ、「冬の風物詩」とやらを俄かに活気付かせたのである。

当然吾輩も遅れることなく参戦と相成った。


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だが、今年の岩ノリの生育は極めて悪い。
暖冬が続いたことで、波打ち際の先端にしか生えていないのである。
それでも、長く伸びた手頃のものを見つけてはハサミで切り取り収穫する。


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そして、かって養蚕が盛んであった頃に、蚕を育てた「エイガ」と呼ばれる汎用
の道具に敷いて干すのであるが、これが手間のかかる手作業となる。


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丁寧に水洗いをして、砂やごみを取り除いたら「エイガ」に敷き詰めて行く。
敷き詰めたら、手早く水切りを行い乾燥させる事が肝心のようである。


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         どうぞ、冬の味覚「岩ノリ料理」をご賞味ください。





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