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08

断崖の剣路

    船付の鼻                  2017年2月8日



この磯は島の北西部に位置し、潮通しが良く、釣り座は平坦で釣りやすい場所で
ある。
この時期、北西の風にも比較的強く、上物、底物の一級磯としての高い評価を得
て来たのであるが・・・

近年、幾度となく崩落を起こし、その都度、通り道の修復を余儀なくされて来た
が、今回はルートを替えなければならないほどの大きな崩落となっていた。


   F-89-1.jpg


危険場所と知りながら、釣り人は何故入磯するのであろうか・・・?
その問いへの答えは、「釣れる」からであると単純明快な回答になるであろう。

逆に、釣れない場所であるとしたらどうであろうか・・・?
これも又、単純明解で、そんな所には「入らない」となるであろう。



F-89.jpg

この梯子を降って断崖の険路へと進むのであるが、釣り人は、その前に必ずや
頭上の断崖絶壁を見上げて、「何事もなく無事に」と安全を願うことであろう。



F-89-3.jpg

慎重に足元を確認しながら進むと、方向を示す朱色のペイントが目に入る。
誰が印したのか、過去の道筋を消し去った落石の中の道標を手掛かりに、新たな
ルートを探るように進む。


    F-89-2.jpg



朱色の矢印を信じて前進する。
以前、幾度となく入った磯だが、その時は断崖に沿って比較的歩き易い道であった。
だが、今は歩き辛く時間を要する険路に一変してしまったのである。


F-89-5.jpg


新たなルートにも、落下して転げて砕けたであろう石塊に、恐怖心を煽られて足は
竦み、暫し歩みを止められてしまった。
だが、「ここまで来たら前に進むしかあるまい」と腹を括り、頭上の断崖を見上げ
て、躊躇い気に再び先へと進む。



F-89-4.jpg


先へと進むと、数年前に崩落した巨大なロープ掛けの石に出会う。
ロープは手摺として使っていたものであるが、今回の崩落は、この場所を越える
ことの出来ない程の崩れ様で、先に行くことを阻まれてしまった。
こうなれば引き返すしかなく、新たなルートへと向かった。


F-89-7.jpg


ようやく船付鼻を目の前にすることの出来る場所に差し掛かった。
今日は釣り道具を背負うことも無く、様子見の身軽な入磯であったが、いざ本番と
なった時の気持ちは、どんなものであろうかと自問してみたのであるが・・・

やはり・・・安全第一・・・なのであろう。
だが・・・安全確保・・・が出来れば・・・?

どうやら、単純明快な自答は出難いようである。





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